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床下の基礎にとって雪は天敵?その理由や対策法を徹底解説!

 
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床下基礎の天敵である雪シーズンは春まで続く

日本は沖縄など一部の地域を除いて、どこでも雪の降る可能性があります。

関東は2月から3月が雪のシーズンと言われています。

1月までは西高東低の冬型の気圧配置になりやすく、冬晴れの日が多いことが理由です。

ちなみに東京の降雪の最遅記録は4月17日(2010年)です。

東京では、ひとたび雪が降ると交通機関がマヒしますが、床下基礎にも大きな悪影響を及ぼします。

こちらの記事では、その理由や対策法について詳しく解説します。

床下基礎に雪がダメージを与える理由とは?

床下基礎に水気の多い雪がダメージを与える

床下基礎の高さはおよそ30cmです。

東京都心で30cm以上の積雪を記録することは稀ですが、内陸寄りの杉並区や中野区、もしくは23区外の町田市、八王子市などではしばしば大雪に見舞われます。

そして、関東では北海道などのパウダースノーとは程遠い、水気の多い雪が降ります。

床下基礎の原材料であるコンクリートは、地下水を汲み上げてしまうことがあるほど吸水性が高いので、含水量の多い雪に長時間触れることで床下に湿気が溜まってしまいます。

床下に湿気が溜まれば、シロアリが大量に発生したり、基礎にクラックが発生したりして、家の耐久性が大きく落ちてしまいます。

事実、近年で最も降雪が多かった2014年は、床下基礎のトラブルが例年の約20倍にまで増えました。

床下基礎にアイスバーンがダメージを与える

アイスバーンという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

雪が溶けたあと、再び凍った状態のことを言います。

道路がアイスバーンの状態になるとスリップ事故が多発するので、交通情報などでしばしば耳にする単語です。

床下の基礎部分は日陰になることが多いため、数日間は雪が残り、その間に気温が下がれば再び凍結してしまいます。

すると、その氷がコンクリート内部の水分を冷やし、凍害が発生します。

水は凍ると体積が増える性質があるので、コンクリート内部で膨張することで、コンクリートのクラック(ひび割れ)を招きます。

それを凍害と呼びます。

雪のあと、最低気温が氷点下になる予報が出ていたら特に注意が必要です。

床下の基礎補強で雪の対策をしよう

床下基礎をハイドロスカイで補強して雪対策

ハイドロスカイ社の製品を使用して、雪に対する備えをすることもおすすめです。

ハイドロスカイ社は複数の商品を販売しています。

SKY-GS・・・防水剤。外部からの水滴を弾き、内部の水蒸気を蒸発させることで、コンクリートが呼吸性を持ち、水分から床下の基礎を守る。

SKY-SP・・・中性化防止剤。水分を取り込んでゲル化と結晶化を繰り返して内部の水分を放出し、外部からの水分の侵入を阻止する。もともとアルカリ性であるコンクリートを中性化から守り、内部鉄筋が錆びるのを防ぐ。

どちらにも共通して言えるのは、水分からコンクリートを守ることです。

そのため水気の多い雪に対する備えとして有効だと言えそうです。

床下基礎は雪が大嫌い!

唐突に告白しますが、僕は雪が大好きです。

雪が少ない地域で生まれ育ったこともあり、たまに雪が降ると、傘もささず一目散に外へ飛び出します。

しかし、僕は床下基礎ではありません。

床下基礎は、僕と違って雪が大嫌いなのです。

関東の雪シーズンが春になっても続くことはすでにお話ししたとおりです。

雪で床下基礎が大きなダメージを受けてしまう前に、床下の基礎補強を検討することをおすすめします。

ネコも床下基礎と一緒で寒さに弱いんです

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ネコナース

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