【徹底解説!】水周りリフォームでシンクを取り替える際の注意点とは?

目次
水周りリフォームでシンクを取り替えるポイントをご紹介
シンクはサイズで選ぼう
シンク交換の際、一番気をつけなければならないのは交換しようとしているシンクのサイズを把握することです。
縦×横×奥行き
これ理解したうえで、見合ったサイズのシンクを購入する必要があります。
「サイズからシンクを選ぶ」と言い換えることもできるでしょう。
料理の動線を考えてレイアウトを決める
シンクを交換する際は料理の手順を考えてレイアウトを決める必要があります。
例えば
冷蔵庫→シンク→作業スペース→コンロ
という順に配置されていれば調理の流れがスムーズになります。
配置のコツは、シンクと冷蔵庫部分をなるべく離さないこと。
◎冷蔵庫→シンク→作業スペース→コンロ
△冷蔵庫→作業スペース→シンク→コンロ
×冷蔵庫→コンロ→作業スペース→シンク
食材にもよりますが野菜などは冷蔵庫から取り出した後、まず水洗いします。
また冷凍した海産物を流水に浸して解凍することもあるでしょう。
キッチンにおいて冷蔵庫とシンクの距離感はとても大切なのです。
シンクをドン!と一式交換してからでは変更は効きません。
シンクを換える前に料理の動線を意識した配置を考えレイアウトを決めることが大切です。
使い勝手、利便性を考慮する
一般家庭ではシンクは年間通してほぼ休みなく使われます。
その為新たにシンクを購入する際には使い勝手を考える必要があります。
食材を置いたり、洗った食器を乾かしたりするスペースがあるか。
蛇口が伸びるハンドシャワータイプか、水温調整のやり易さ、シンクの深さ…などなど。
こういったポイントを無視して、見た目がお洒落だから…などという軽いノリで購入してしまうと後々利便性の悪さでストレスを抱えることになるかもしれません。
システムキッチンの場合、シンク部分のみの交換できる
現在出回っているキッチンは
システムキッチン
セクショナルキッチン
上記の2タイプに分けられます。
セクショナルキッチンはシンク部分と下のロッカー部分が一体化しているタイプ。
したがって交換する際には下部のロッカーを含めたシンク全体の交換が必要となります。
その点、システムキッチンはシンク・コンロ・ロッカー等、パーツごとにそれぞれ独立しています。
シンク部分のみの交換で済めば、費用をかなり抑えることができます。
このようにシステムキッチンは交換工事の規模(=費用)を縮小できるというメリットがあります。
シンクの3大材質を知っておこう
キッチンで使用されているシンクの形は様々ですが、材質の種類は大きく分けて3種類と意外に少ないのが現状です。
これらの材質の特性を見極めてシンクを選ぶと良いでしょう。
ステンレス
ステンレスは最も数多く出回っているポピュラーな材質です。
水はもちろん、熱やサビにも強い優れもの。
扱っている製造会社が多く、交換するときの選択肢が多いメリットもあります。
人工大理石
大理石というネーミングですが、こちらはアクリル樹脂を固めた素材となります。
ステンレスほど多く出回ってはいませんが、強度や耐性については抜群。
その為ステンレスよりは高価な材質となります。
汚れがつきにくく、ついても落ちやすいという維持管理の楽さがあります。
扱っている会社が多くなく為選択肢が少ないというデメリットもあります。
ホーロー
シリカ主成分のガラス質の釉薬を焼き、表面に鉄やアルミニウムなどの金属を焼き付けた素材。
落ち着いた外観で雑菌が繁殖しづらく、耐久性が高いというメリットがあります。
ただし扱っている業者はほんの一握りで商品としてはかなり限定的となりす。
しかしホーロー独特の光沢感や重厚感はステンレスや人工大理石には絶対に出せないもの。
根強いファンがいることも確かです。
水周りのシンク交換はポイントを押さえて一度に工事しよう
シンク交換の際に注意すべきポイントはサイズと配管の位置、レイアウトの考慮だという事が分かりました。
これらを踏まえた上でカラーやデザインなどを決めていけばお気に入りで使い勝手の良いキッチンに仕上がるはずです。
またシステムキッチンタイプのシンクを交換する場合はシンクだけでなくコンロや配管ホースなども同時に交換することをおすすめします。
これらはシンクと同じ期間、同じような使用頻度で使われてきたもの。
だとすればシンクと近いタイミングでガタが来てもおかしくありません。
業者の方に来て交換してもらう場合、1回毎に取り付け工賃が発生する為、交換できるタイミングに一度で済ませることをおすすめします。