「最新情報」中古住宅を購入したあと、床下リフォームすることで得られるメリット

目次
中古住宅購入後のリフォーム
近年、中古住宅を購入する人が増えてきています。
新築に比べて手頃な価格であるほか、物件の選択肢が多く、希望のエリアに住まいを見つけやすいことが人気の理由です。
中古住宅を購入する人の多くは、間取りの変更や壁や床・水回りなどの古い設備の交換を考えるでしょう。
そこで知っておきたいのがリフォームの優先順位。
入居前にリフォームしておいた方が良い部分と、住んでから必要に応じてリフォームしても遅くない部分があることを知っておきましょう。
入居前にリフォームをするメリットとは?
一体型ローンが利用できる
中古住宅を購入する人の多くは、金融機関から融資を受けて住宅ローンを利用します。
これまで、中古住宅を購入して入居前にリフォームする場合、リフォーム費用は一括で支払うか、住宅ローンよりも金利の高い“リフォームローン”を組むのが一般的でした。
しかし、近年はリノベーション人気の高まりから、中古住宅の購入費用とリフォーム費用をまとめた“リフォーム一体型ローン”を扱う金融機関が増えています。
リフォーム費用にも住宅ローンと同率の金利が適用されるため、リフォームローンに比べて返済額を抑えられます。当然ながら、入居後にリフォームする場合は一体型ローンは利用できません。
住みながらのリフォームは不便を伴う
入居後にリフォームする場合は、住みながら工事を行うことになります。
床の張り替えであれば、家具をすべて移動しなければいけません。
水回りのリフォームであれば、工事中キッチンや浴室などが使えないため、何かと不便が生じます。
また、日中仕事などで不在がちの場合は、リフォーム会社に鍵を預けることになります。
入居前のリフォームであれば、このような煩わしさはありません。
水回りのリフォーム
ほかの設備に比べて傷みが進みやすいのが、キッチンや浴室などの水回り。
水回りは毎日使う場所ですので、突然のトラブルで使用できなくなるという状況は避けたいものです。
入居前にリフォームしておけば、配管の劣化による水漏れなどを防ぐことができ安心です。
給湯器設備のリフォーム
特に給湯設備の状態は入居前にしっかり確認しましょう。
耐用年数に近づいている場合や劣化している場合は、入れ替えをおすすめします。ある日突然壊れ、お風呂に入ることができず銭湯通いをしたという事例も。
設備を入れ替える場合、同時に壁紙や床材も交換するなど大掛かりになります。
修理や入れ替えに時間がかかりそうな場所は、入居前のリフォームの候補に入れておくことをおすすめします。
また水回りは衛生に関わる場所であるため、たとえ築年数が浅く汚れや傷みが目立たなくても、新しい設備に変えたいと思う人が多い傾向があります。
気になるようであれば、入居前にリフォームをしておいた方が良いでしょう。毎日使用する場所なので不満が消えにくく、数年経ってから結局リフォームすることになりがちです。
手すりの設置
バリアフリーリフォームのひとつに、階段・廊下・トイレなどの壁への手すり設置があります。
ほかの工事のついでに“とりあえず”設置してしまうと、実際に手すりが必要になったときには、掴まりたい方向や高さとは異なり実用的でなかったというケースもあるので注意が必要です。
手すりの設置は短時間でできるため、不便を感じてから設置しても遅くありません。
ただし、壁の状態によっては強度が不足する場合があるので、廊下やトイレなど、将来的に手すりを設置しそうな場所には、あらかじめ下地の補強をしておくと良いでしょう。
壁のリフォーム
入居前に壁紙を張り替えると空間を一新できます。
ただし家族に小さい子どもがいる場合は、落書きなどですぐに汚されてしまうかもしれません。
入居の時点でひどい汚れや傷みがなければ、ある程度成長するのを待ち、いたずら盛りの年齢を過ぎてから張り替えるという選択肢もあります。
入居後を見据えたリフォーム計画を
住宅を購入する際は、物件そのものの費用のほか、家具の購入や引越し費用など、何かと出費が多いもの。
そのため、入居時はできるだけ出費を抑えてリフォームは後回しにと考える人も多いようです。
ただしリフォームの内容によっては入居前に行った方が割安になることもあるので、事前に工事の見積もりを取って比較検討すると良いでしょう。
中古住宅のリフォームは早めの対応が肝心よ
ネコナース