終活で床下の基礎補強をする人が急増?その背景からメリットまで徹底解説!

目次
終活で床下の基礎補強する人が急増しているって本当?
ここに2着のセーターがあります。
片方は新品のセーター、もう片方は着古したヨレヨレのセーター。
あなたがもらってうれしいのは、どちらのセーターでしょう?
多くの人が前者を選択するはずです。
後者が「(新垣結衣が)着古したセーター」とかではない限り(笑)。
ここ数年で終活という言葉が一般的になりました。
生前葬を執りおこなったり、財産や貴重品の扱い方を指示するエンディングノートを書いたりしている人も多いはず。
特に、土地や家など金額の大きな不動産については、誰に贈与するか、あらかじめ決めておくのが一般的です。
実際、最近は生前贈与の前に、そのお宅をリフォームしたり改築したりする方が多いんです。
中でも床下の基礎補強には熱い注目が集まっています。
こちらは大手のマーケティング企業が50歳以上の男女を対象におこなった意識調査です。
お家くん
ほとんどの人が興味を持っているんだね
すでにおこなった方を含めると、実に88%の方が終活での基礎補強に関心を持っていることが分かるウサ
Dr.ウサ
終活で床下補強をおこなう人が増えている背景
戦後30年で延びた老年期
「人間五十年、下天の内を比ぶれば、夢幻の如くなり。一度生を得て滅せぬ者のあるべきか」
これは織田信長が桶狭間の戦いに臨むにあたって述べた言葉です。
現代語に訳すと「人生はたった50年の幻のようなものだ。この世に生を受け、死ななかった者などいない」といったところでしょうか。
死をも覚悟して今川義元との戦に挑む、信長の強い意志が伝わってきます。
この言葉にもあるように、かつて日本人の寿命はおよそ50年ほどでした。
本能寺の変で信長が暗殺されてから350年近く経ち、太平洋戦争が終結しても状況に大きな変化はなく、1947年時点での日本人の平均寿命は「男性50歳、女性53歳」でした。
その後、戦禍からの復興を遂げる過程で、衛生環境が改善され、日本人の寿命は飛躍的に長くなりました。
内閣府の発表によると、2017年の日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳に達しているウサ
Dr.ウサ
お家くん
そんなに寿命が延びたんだ!
戦後70年間で寿命はおよそ30年延びましたが、まさか赤ちゃんの期間が延びたわけではないですよね。
もし30歳の人がママのおっぱいを吸っていたら、単なる変わり者です(笑)。
では、人生のどの期間が延びたのか。
それは老年期なんです。
おじいさん、おばあさんでいる期間が延びたことで、死の準備をする時間が生まれました。
その結果、自らの資産を誰にどう分けるか、亡くなる前に計画を立てておくのが常識となりつつあります。
特に、土地や建物といった不動産は高価なので、自分が死んだ後に不要な揉め事を起こさないためにも、生前贈与しておくのが無難です。
終活で床下の基礎補強をおこなうメリット
大切な人が地震で犠牲に遭わないためにも床下の基礎補強は必須
不動産を生前贈与する相手は、子供や兄弟などの血縁者か、血がつながっていなくても近しい間柄の人ですよね。
じゃあ自分にとって大切な人がボロボロの基礎の家に住んでいたら…?
お家くん
基礎がボロボロの家はやっぱりイヤだなぁ
基礎にヒビが入っていると地震が来たら危険なんだウサ
Dr.ウサ
終活で床下の基礎補強をして大切な人に「安心」を生前贈与しよう!
冒頭では、セーターをたとえに床下の基礎補強の必要性を説明しました。
個人的には、セーターに限らず、人間関係を円滑にするためには些細な心配りってとても大事だと思うんです。
例えば、あなたがラーメンの出前をするとして、お客さんから返ってきたどんぶりがきれいに洗われていたら、ちょっと嬉しいじゃないですか。
逆に、タバコの吸い殻が入っていたりしたら、軽くイラっとすると思う(笑)。
たとえお客さんが洗ってくれたとしても、お店で洗い直すのは一緒だと思うんです。
この記事をご覧になった皆さんも、ぜひ終活にあたって床下の基礎補強をして、大切な人に安心を生前贈与してみてはいかがでしょうか。