【知っ得!】太陽光発電をするメリットとは?

目次
売電価格は下がっている今こそ太陽光発電をするメリットが?
太陽光発電の売電価格は毎年下がっていますが、今から設置しても遅くはなく、売電収入以外のメリットも残っています。
この記事では、太陽光発電の売電価格が下がった背景や、売電価格が下がったことで発生するメリットなどをご紹介します。
売電価格が下がっても太陽光発電を導入すべきメリット
太陽光発電は、広く普及して設置コストが下がった今こそ、導入すべきメリットがあります。また、売電収入だけに留まらない、災害時の備えとしての側面や節電効果といった、太陽光発電の他のメリットも知っておきましょう。
設置コストが安くなり導入のハードルが低くなっている
太陽光発電が普及するとともに、各メーカーの製造コストや施工店の工事費用も、全国的に下がりつつあります。
これによって、太陽光発電の設置コストは徐々に下がり、かつては高額で設置が難しかった太陽光発電機器も、導入のハードルが低くなりました。
太陽光発電機器の性能が従来より向上している
太陽光発電の普及により、各メーカーの製造技術も向上し、従来よりも発電効率が高い太陽光発電機器が登場しました。
例えば、太陽光パネルを沢山設置できず発電量が確保できない屋根でも、一枚当たりの発電効率が高いパネルや、三角形やハーフサイズのパネルなどで補えば、高い発電効率が期待できます。
太陽光発電の売電価格は下がっている理由
太陽光発電の売電価格は、家庭で出た余剰電力の買取がスタートした2009年は、住宅用で48円/kWでした。しかし、2019年度の住宅用太陽光発電の売電価格は、24円/kWと半額まで下がっています。
このように売電価格が下がった背景には、太陽光発電の普及と設置コストの低下が大きく関係しています。
太陽光発電の普及が進んだため
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)とは、太陽光発電などの再生可能エネルギーで作った電力を、電力会社に一定期間決まった価格で買い取ってもらえることを保証する制度です。
国が固定価格買取制度で買取期間と売電額を保証している理由は、再生可能エネルギーを普及させることでした。2012年7月にスタートした同制度によって、国内の太陽光発電の普及と認知は急速に進みました。
太陽光発電の設置コストが下がったため
固定価格買取制度の売電価格は、機器の導入コストといった市場の相場等も反映して決定されます。
太陽光発電が十分普及し、導入コストや製造コストも下がった今、コストに応じて売電価格を下げる必要性が出ていると言えます。
売電価格が下がっても賢く太陽光発電を活用するために
売電価格が安い現状でも太陽光発電のメリットを得るためには、設置時のシミュレーションや業者選びを慎重に行うことが大切です。
太陽光発電を設置する際に重視すべきこと
売電価格が下がった今、太陽光発電を賢く活用するためには、
- 導入コストをできるだけ回収すること
- 十分な発電量が確保できること
の2点を、設置前に必ず確認することがポイントになります。
導入コストが高すぎると、売電収入で初期費用を回収するのに何年もかかってしまいます。
また、発電量が低い場所へ無理に設置しても、十分な発電量が得られず、売電収入も自給自足も期待はずれの結果になってしまうでしょう。
複数業者で発電シミュレーションと見積もりを比較する
太陽光発電業者に見積もりを依頼する時は、それぞれ同じ条件で依頼することがポイントです。
例えば、設置したい太陽光発電のメーカーが3つあって悩んでいる場合は、3メーカー分の見積もりを、複数の業者に依頼すると良いでしょう。
相見積もりで業者の得意・不得意を見抜く
施工業者によって、得意な太陽光発電メーカーと受注し慣れていない太陽光発電メーカーがあります。
取引数が少ないメーカーだと、価格も交渉しにくく設置時の条件も見誤りやすいため、消費者は他業者より高い価格で太陽光発電を設置することになったり、設置トラブルに巻き込まれたりするかもしれません。
同じ条件で見積もりを取ることで、業者ごとの得意なメーカーが見えてくるようになるでしょう。
おわりに
太陽光発電の売電価格は徐々に下がり続けており、今後も機器の普及とコストダウンが進むにつれて、さらに下がり続けると予想されています。
早めに設置するほど高い売電価格でスタートでき、省エネ効果も早くから受けることが可能です。設置する際は施工業者選びを慎重に行い、設置コストに見合うメリットを得られるか検証しましょう。