シロアリはアリではなくゴキブリの仲間!駆除しなければならない理由や駆除方法とは?

目次
シロアリを駆除しなければならない理由とは?
シロアリはゴキブリ科の害虫
シロアリは「アリ」という名前がついていますが、実はゴキブリの仲間です。
きゃー、あたしゴキブリ大嫌い!
お家ママ
そう聞いただけで駆除しなくちゃって気持ちになりますよね(笑)。
日本には現在約22種類のシロアリがおり、北海道の一部を除くほぼ日本全域に生息しています。
主な特徴としては、湿ったところを好み、木材をエサとすることが挙げられます。
木材を食べる虫が家の床下に住んでいたらどうなるでしょうか?
そうです。土台や柱など、家のありとあらゆる部分が食いつぶされてしまうんです。
シロアリの生態とは?
シロアリと普通のアリの見分け方
シロアリが、アリではなくゴキブリの仲間だということはすでにお話ししたとおりです。
では、シロアリとアリの見た目上の違いはどこにあるのでしょうか。
画像を見ると、羽と胴体に大きな違いがあることがわかります。
羽は、普通のアリは前の2枚が大きく後ろの2枚は小さいですが、シロアリは4枚とも同じ大きさです。
胴体に関しては、普通のアリの胴体は腰の部分がくびれていますが、シロアリにはくびれがなく寸胴になっています。
シロアリのどこが怖いの?
シロアリは木材をエサとするため、家屋の柱や床、天井など建物のありとあらゆるところを食べてしまいます。
また、シロアリは小さく、建物のちょっとした隙間から侵入するため、被害を見つけにくい点も怖いところです。
シロアリは木材の柔らかい箇所を選んで食べるため、柱の内部だけが食べられて空洞になってしまう、ということが起きるのです。
シロアリは集団で行動する習性があるので、被害の程度も必然的に大きくなりがちです。
シロアリは1匹見たら100匹いると思わなきゃダメなんだよね~
パンダ院長
さすがゴキブリの仲間ウサ
Dr.ウサ
シロアリ被害に遭うと、見た目には不具合の見当たらない柱が、気づかぬうちに中身がスカスカになってしまうことも。
そうなると修繕に高額な費用がかかったり、最悪のケースでは建物の耐震性が低下したりする恐れがあります。
リフォーム途中でシロアリ被害が見つかり、被害箇所の交換や修理のため、当初の工事予算を大幅に増額せざるを得なくなった事例もあります。
シロアリ被害の多い場所は?
シロアリ被害に遭いやすいのは地面に近いところや湿気の多い場所
シロアリは地面から建物に侵入します。
そのため床下の基礎や土台、柱などに近い箇所が多く見受けられます。
シロアリは湿気の多い場所を好む習性があるため、室内では浴室や洗面所での被害が多く見られます。
家具の下の畳や押し入れなど、あまり目につかない箇所も注意が必要です。
木造だけではなく鉄筋造の家でもシロアリに注意が必要
シロアリは木だけではなく、鉄筋コンクリートを食べた事例も報告されています。
そのため鉄筋のマンションなどにお住まいの方も、シロアリに対する警戒をしておく必要があります。
シロアリは木やコンクリートからプラスチックまで、なんでも食べる昆虫です。
こんなところもゴキブリと似ていますよね(笑)。
いずれにせよマンションにお住いの方にとってもシロアリは怖い存在なのです。
シロアリ被害を早めに見つけるには?
シロアリがあなたの家にとって怖い存在だということはおわかりいただけたかと思います。
そして、シロアリの被害が表に現れたときには、時すでに遅しなのです。
では、少しでも早くシロアリ被害を発見するにはどうすればいいのでしょうか。
建物の土台や柱にモコモコとした土のようなものがついていないかチェック
建物の土台や柱にモコモコとした土のようなものがついていないか確認しましょう。
これは蟻土といって、乾燥が苦手なシロアリが巣の中の湿度を保つために作るものです。
建物の土台に蟻土がついていないか定期的にチェックしましょう。
ガーデニング用の柵も被害に遭いやすいので定期的なチェックを
ガーデニング用の柵も被害に遭いやすい箇所なので、併せてチェックしましょう。
さらに、建物の基礎近くには植木鉢や不要な木材などを置かないようにしましょう。シロアリの好きな湿気の多い環境を作らないことが大切です。
シロアリ駆除は専門業者さんに頼むのが一番
シロアリが見つかった場合、やはり専門の業者さんに駆除してもらうのが一番です。
先ほども少しお話ししましたが、床下以外の場所までシロアリが出てきた場合、家じゅうがシロアリに侵されている可能性大です。
プロでなければ根本から駆除することは不可能でしょう。
プロであればシロアリがいる場所を正確に見極め、駆除してくれます。
シロアリが床下に留まっている間に駆除することができれば、かかる費用も少なく、家へのダメージも少なく抑えることができるのです。