その耐震補強ちょっと待った!耐震補強の前に床下の基礎補強をしないと意味がない?

目次
耐震工事の前に基礎補強をしないと意味なし!
キスにいたる順序を間違えると傷心の未来が待っている
あなたには好きな女性がいます。
連絡先こそゲットしたものの、LINEを送れば既読スルー。電話をかければ留守番電話。
俺なんかには興味がないのか…。どうせ俺よりイケメンの彼氏がいるんだろ…。何度そんなネガティブ思考に陥ったかわからない…。
それでもどうにかこうにか漕ぎつけた初デート。小田急線に揺られ、待ち合わせ場所の町田駅に到着しました。
改札の向こうに待っている白いワンピースの女性。あなたは女性に全速力で駆け寄り、強く抱きしめ、そしてチューをしました。
…………。
キスまでの順序を知らなかったあなたは、ほっぺたに手の平の跡だけを残し、失意のままに帰路に着いたのでした。
耐震補強も順序を間違えると意味なし!
近年、大きな地震が相次いで発生し、耐震補強への関心が高まっています。地震で家が倒壊することを防ぐため、耐震補強を検討している人も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください!
基礎補強をする前に建物の耐震補強をしても、実はまったく意味がないんです。キスに至るまでにさまざまなプロセスを踏むことが必要なのと同じで、耐震補強の前には基礎補強をすることが必須なのです。
こちらの記事では、その理由について詳しく解説しています。
耐震補強する前には床下の基礎補強を!
耐震補強にはさまざまな方法がありますが、最も手軽に最も大きな効果を得られる方法として、ホールダウン金物による補強がおすすめです。
金物補強というのは、家の倒壊の原因となるほぞ抜けを防ぐ目的で、家の柱に金物を設置する工事のことです。
特にKホルダー1型は、ワニの噛む力の10倍の衝撃に耐えられる設計となっており、設置すればあの阪神淡路大震災でも家が倒壊する心配はありません。
耐震補強しても床下基礎がボロボロでは意味がない理由
しかし、ここで1つ問題があります。
Kホルダー1型は、柱と基礎、土台部分を外側から固定するホールダウン金具です。しかし、せっかくそれらを固定しても肝心の基礎が崩れてしまったら意味がありません。
崖をのぼるのにたくさんの手ぬぐいを使うとして、手ぬぐい同士を固く結んでも、手ぬぐい自体が破けてしまったら意味がないですよね。それと同じで、いくらKホルダーが強力だからといって、肝心の床下基礎がボロボロだったら意味がありません。
実際、基礎補強をせずKホルダー1型による耐震補強だけおこなった家と、基礎補強をしてからKホルダー1型による耐震補強をおこなった家では、震度6弱以上の地震で倒壊する確率が3.7倍違うという研究結果も発表されています。
だからこそKホルダー1型で耐震補強をおこなう前に、基礎補強をしておくことは必須なのです。
耐震補強と基礎補強をきちんとおこなって大切な人との関係も強固にしよう!
あらためて説明するまでもなく、大きな地震が起こると甚大な被害が発生します。耐震工事がおこなわれていない家屋は倒壊し、場合によってはあなたやあなたの大切な家族の命が奪われます。
たとえ命が助かったとしても、家が潰れるというのは、そこに住む人の思い出が消えるということでもあります。リビングで交わした他愛のない会話さえ恋しく思えてしまうことでしょう。
もちろん恋人との写真なども家屋の倒壊とともに失くしてしまいます。思い出の宿った写真を失くせば、やがて愛しき人の記憶も薄れていきます。
そんな悲劇を味わわないためにも、耐震工事と床下の基礎補強をおこなうことにより、基礎と柱を固定しておくことが重要なのです。
つまり、Kホルダー1型による耐震補強と基礎補強を同時におこなうことで、あなたとあなたの大切な人の関係性までもがっちり固定できると言えるのではないでしょうか。
耐震補強と基礎補強は一緒にやってこそ相乗効果があるんだな~
パンダ院長
病院で先生と看護師、どっちも必要なのと一緒ですね
ネコナース