「床下の基礎」徹底解説!

目次
基礎工事のやり方:工程と注意したいチェックポイントをまとめました
基礎工事とは、建物と地盤を繋ぐための大切な工程です。
この工程が上手くいっていないと、建物を建てた後に地盤沈下や倒壊の恐れのある歪みに繋がります。
今回は基礎工事の工程と、注意したいポイントについて説明をします。
地盤調査
基礎工事の工法を決定するための地盤調査を行います。
地盤の地耐力によって工法が変わるため、建物が安定する地盤が地中のどこに存在するかを調べなければなりません。
地縄
敷地の外周に木杭を打ち込み、設計基準の高さと同じ高さで建物の周りに囲いを作ります。
この工程をミスすると、建物の位置がずれてしまい隣接する建物に影響を及ぼします。
根切り
建設予定地の地面を掘りだし、整地をします。
基礎の土台を作るための最初の工程ですので、レベルを使用しながら精確に整地します。
砕石敷き
砕いた石を敷き、機械を使用して押し固めます。
この工程では地耐力を確保することを主な目的としているため、しっかりと押し固めないといけません。
捨てコン
墨出しを行うためにまんべんなくコンクリートを敷きます。
ここでは強度を出す必要が無いため、養生などは必要ありません。
墨出し
捨てコンに建物基礎の位置を正確に印付けていきます。
基礎の位置を決める重要な作業ですので、精確さが求められます。
鉄筋組み
鉄筋で基礎の形を作り、鉄筋コンクリートの鉄筋部分を配筋します。
法律で鉄筋の太さや結束線の太さが決まっています。
型枠組み
生コンを流し込み、基礎の形を作るための型枠を作成し配置します。
しっかりと結合されていないと、コンクリートが乾く際に型枠が外れてしまう可能性があります。
生コン打設
基礎のコンクリート部分を流し込みます。
コンクリートの強度を出すために緻密な管理が求められます。
型枠バラし
型枠を外し、コンクリート部分のみの基礎が完成します。
ここで最終チェックを行い、大きなクラックやコンクリートの充填不足を確認します。
まとめ
各工程にはチェックしなければいけないポイントが様々存在し、主に精度を出すために行われます。
基礎工事の際には、必ずチェックポイントを覚えて施工を行うようにしましょう。