水道管の種類について徹底解説します!水は長い旅路を経てあなたの家庭に

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水道管からの水道に頼り切った生活を送っている現代人
「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に…」
こちらは有名な桃太郎の書き出しです。
しかし、これはあくまで昔話であって、今こんな生活をしている人はほとんどいませんよね。おばあさんは川ではなく洗濯機で衣服を洗っているでしょう。
川で洗濯することがなくなったのは日本の水道技術が進歩したおかげです。
日本の水道普及率は高度成長期に50%を超え、1978年には90%を超えました。
洗濯のほか、お風呂、料理、トイレ、歯磨き、飲み水…。
ふと振り返ってみると、僕たちは生活のあらゆる場面で、水道に頼り切っています。
水が水道管を通じて送られてくるからこそ、不自由なく毎日を過ごすことができるのです。
僕らの命綱とも言えそうな水道管。
今回はその種類について詳しく解説します。
水道管の種類と役割を紹介します!
水道管の一種である導水管
導水管とは、取水施設から取り入れた水(原水)を浄水場まで送る管のことです。
管ではなく開渠・暗渠・トンネルといった水路から水を流す場合もあります。
水道管の一種である送水管
送水管とは、浄水場で処理された水を配水場まで送る管のことです。
水道管の一種である配水管
配水管とは、配水場から給水区域まで水を送る管のことです。
直接給水管を分岐しない配水本管と、配水本管から分岐して直接給水管を取り付ける配水支管(配水小管)で構成されています。
配水本管は水圧を均等に保ち、管の中の水が溜まらないよう、道路に沿って網目状に設置されます。
管の太さは一般的に200mm以上です。
水道管の一種である給水管
給水管とは、配水管から分岐して、家庭や工場など、水を必要としているところへ届ける管のことです。
上水道の給水装置の新設や改修工事等は、水道法に基づいて指定された指定給水装置工事事業者がおこないます。
水道管を旅してきた水を大切に使おう!
水道管と聞くと、家の近くに埋まっている管を想像する人が多いと思います。
でも実際は、元の水が浄水場に届けられ、配水場を経て、各家庭に届けられるまで、水道管の中を長時間移動してくるのです。
しばしば言われるように、水は限りある資源です。
思い出すのは、1994年の水不足ですね。
この年は空梅雨だったため水不足に陥り、日本中で水道の給水制限がおこなわれました。
そのため学校のプールも使えない状態に…。
当時、小学生だった僕は夏休みに友達とプールで遊ぶのを楽しみしていたので、燦々と輝く太陽を恨めしく眺めたものです。
水不足は気候が大きな原因となっていることは間違いありません。
しかし、個々人が水道水を大切に使用することで、水不足は未然に防げます。
日本人が家庭内で1日に使う水の量は平均240リットルに及ぶと言われています。
日本人は湯船にお湯を張る関係で、特に水を多く使用します。
しかし、何度も言うように、水は限りある資源です。
長い旅路を経てあなたの家庭にたどり着いた水道水を大切に使いましょう!
うちではお洗濯の水はお風呂の残り湯を使っているわよ
お家ママ