「ホームインスペクター」の資格、応募方法から試験対策まで!

目次
「ホームインスペクター」の資格
建てた当初は新築で綺麗だった住宅も、時間の経過とともに劣化していきます。
流石に数年程度で老朽化することはありませんが、10年20年と時間が経つと、古くなることで耐震性などに不安が出てきますよね。
ホームインスペクションを行うことで、住宅の劣化状況や欠陥の有無を把握することができます。
ただ、この住宅診断というのは誰でも出来るものではありません。住宅の正確な状況を把握するためには、その道に精通した専門家にお願いする必要があります。
今回はホームインスペクションをする上で役立つ資格であるホームインスペクターについて解説します。
ホームインスペクターとは?
ホームインスペクターとは住宅診断士の資格のことです。
民間の資格であり、年齢や性別、学歴などについて特に制限なく誰でも取得することができます。
ホームインスペクターの試験では、住宅の診断をする上で必要な建物や不動産流通の知識、さらには住宅を診断するための検査方法などについて問われます。
ホームインスペクターとして活躍するために必要な資格ということですね。
資格を取得し、公認ホームインスペクターになることで、プロとしてホームインスペクションの業務に携われるようになるでしょう。
建築士や宅建の資格と並行してホームインスペクターの資格を取得するとうい方が多いです。
特に建築士の場合、ホームインスペクターの資格を有することで住宅診断をしつつ同時に建物を良くするための提案ができるので、リフォームの現場などで役立ちますね。
ホームインスペクターの資格の勉強方法と難易度
ホームインスペクターは誰でも受験可能な資格です。
ただし、誰でも受かるほど難易度が低く簡単な資格ではありません。
試験の出題範囲は住宅に関わる法規や法令などから、業務に関するコンプライアンスまで、幅が広いです。
試験会場は札幌や仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡など。
受験料は税込で14,000円です。
勉強方法としては、JSHI公認の過去問題集などがあるので、それを参考に勉強しましょう。
他にも、amazonで販売されているホームインスペクターの資格試験テキストなどがあります。
これらの参考図書を教材にすることで、勉強できます。
テキストは書店に流通しておらず、直販も行っていません。amazonでしか購入できないので、注意してください。
参考図書以外にも、試験対策のためのWEB講習もあります。
WEB講習はパソコンだけでなく、スマホやタブレットでも視聴できるので、移動中や隙間時間を利用して勉強できるでしょう。
参考図書やWEB講習を受けて試験に挑み、いざ合格すると、認定会員として登録することになります。
認定会員として登録を果たすことで、ホームインスペクションの業務に携われます。
ホームインスペクションにかかる時間と料金
ホームインスペクションにかかる時間は、住宅の規模や調査の範囲によって異なります。
だいたい建物の面積が100㎡だと、2時間から3時間ほどの時間を要します。
料金については、それぞれの会社次第です。
だいたい目視による診断が5万円前後、機材を使用すると10万円以上が相場となりますね。
ホームインスペクターの資格がいる職業
ホームインスペクターの資格が求められる職業というと、主に不動産関係の職業となります。
リフォーム会社や設計事務所、不動産会社、建物の調査や検査を行っている会社ならば、ホームインスペクターの資格が役立つでしょう。
リフォームの需要があるということもあってか、公認ホームインスペクターはニーズのある職業です。
その年収についてですが、だいたい300万円から400万円ほどとなります。
是非参考にしてください。
お家くんも将来のためにちゃんと勉強するのよ
お家ママ
お家くん
イヤだ、友達と遊びに行く!