【徹底比較】外構周りに敷くのは砂利とコンクリート、どっちがおすすめ?

目次
外構周りに敷く砂利とコンクリートにはそれぞれメリット・デメリットが
外構周りの地面に敷く素材には、砂利や芝生、コンクリートなどさまざまな選択肢があります。素材選びは、予算だけでなく家の雰囲気やライフスタイルも加味して検討することが重要です。
今回は砂利とコンクリートを取り上げ、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
外構周りに砂利を敷くメリット
外構を砂利敷きにすることで得られるメリットには次のようなものがあります。
- 防犯対策になる
- 設置費用が安い
- 水はけに優れる
メリット①防犯対策になる
砂利の上を歩くと音がするため、玄関やテラスまでの導線に配置すれば防犯対策にもなります。
普通の砂利でも十分に音がしますが、ホームセンターなどでは防犯用の砂利も売られています。
ただし、踏んだ時に音が鳴るように作られているため、普段歩くときもうるさく感じてしまう場合もあります。
メリット②設置費用が安い
外構周りには、コンクリートの他にも芝生や自然石などが使用されますが、もっとも設置費用が安くて済むのは砂利敷きです。
たとえば1平方メートルあたり、コンクリートは7,000~8,000円ほどかかりますが、砂利敷き込みは1,000~1,500円ほどで設置できます。
メリット③水はけに優れる
砂利敷きにすると、雨などが降った場合に水が砂利の層を伝って地面に流れるので、水はけが良くなります。雑草が生えにくくなるほか、水たまりやコケ、蚊の繁殖を予防するため衛生面にも優れています。
外構周りに砂利を敷くデメリット
外構を砂利敷きにする際に注意すべきデメリットには次のようなものがあります。
- 歩きづらい
- 自動車やベビーカーなどが移動しづらい
- 掃除がしづらい
デメリット①歩きづらい
スニーカーやサンダルでは問題ありませんが、ヒールなど底の高い靴では砂利に足を取られて歩きにくくなります。
デメリット②自動車やベビーカーなどが移動しづらい
自動車や自転車、ベビーカーなどで砂利の上を移動すると、車輪が砂利に取られてしまって移動しづらくなってしまいます。
デメリット③掃除がしづらい
砂利敷きにすると落ち葉の掃除がしづらくなります。ほうきで掃いても落ち葉が取りにくかったり、砂利が移動したりして手間がかかります。
外構周りをコンクリートにするメリット
外構をコンクリートにすることで得られるメリットには次のようなものがあります。
- 耐久性が高い
- メンテナンスが楽
- スタイリッシュな庭を演出できる
メリット①耐久性が高い
コンクリートの最大のメリットが高い耐久性です。メンテナンス次第では設置した当時のままきれいに使い続けることができ、何年も長持ちします。
メリット②掃除やメンテナンスが楽
コンクリートにすれば落ち葉やゴミの掃除が楽になり、加えて耐久性と耐水性に優れているため、メンテナンスもほとんど必要ありません。
ペットのフンや尿で汚れたとしても、すぐに片付けられるので衛生面にも優れています。
メリット③スタイリッシュな庭を演出できる
砂利や人工芝は温かみのある雰囲気の庭ができますが、コンクリートはスタイリッシュでモダンな庭を演出することができます。
もちろん、全面コンクリートでは殺風景になってしまうので、アクセントとして植栽や自然石などの有機素材と組み合わせましょう。
外構周りをコンクリートにすることのデメリット
外構をコンクリートにする際に注意すべきデメリットには次のようなものがあります。
①夏の日差しの照り返しがきつい
②ひび割れが起きやすい
③撤去にお金がかかる
デメリット①夏の日差しの照り返しがきつい
コンクリートの最大のデメリットとして挙げられるのが、夏の日差しの照り返しで暑くなるという点です。真夏日の道路などを思い出すとわかると思いますが、長時間にわたって日光が当たっている場所は火傷しかねないほどの高温になっています。夏の日差しの強い日は打ち水などの暑さ対策が必要となるでしょう。
デメリット②ひび割れが起きやすい
コンクリートは耐久性に優れているものの、その表面はひび割れが起きやすくなっています。ひび割れが起きると見た目が悪くなるだけでなく、雨水などが浸透して耐久性が下がるおそれがあります。
デメリット③設置・撤去にお金がかかる
コンクリートは設置するときも、撤去するときも、砂利や天然芝に比べて費用が高くなってしまいます。コンクリート素材が高いということはもちろん、砂利や天然芝はDIYで設置することはできても、コンクリートは排水などの設計も込みで考えなければならないため、業者に依頼することがほとんどです。
同じく撤去する際も大掛かりな工事が必要となるため、費用がかかります。
外構周りに砂利を敷くかコンクリートにするかは家の雰囲気や予算に応じて選択すること!
外構周りの砂利とコンクリートにはメリット・デメリットがあり、家の雰囲気やライフスタイル、予算と突き合わせて検討する必要があります。
「まずはお試しで」という方であれば、設置も撤去も楽な砂利がおすすめです。
自宅の顔ともいうべき庭作りを失敗しないためにも、複数の外構工事・エクステリアの業者に見積もりを依頼し、最適な庭の素材について相談しましょう。
外構周りをリフォームすると家全体がオシャレに見えますよ
ネコナース