【要注目!】バリアフリーのリフォーム工事で後悔しないために注意すべきこと8選をご紹介!

目次
- 1 バリアフリーリフォームは実際の暮らしをイメージしておこなおう
- 2 バリアフリーリフォームは総合的な視点に立った空間作りをしよう
- 3 バリアフリーリフォームの前に家族が快適に使えるようによく話し合う
- 4 バリアフリーリフォームの費用相場はどれくらいか調べよう
- 5 バリアフリーリフォームの際はケアマネジャーや介護する人が動けるスペースはあるか注意しよう
- 6 バリアフリーリフォームの補助金制度を忘れずに利用しよう
- 7 バリアフリーリフォームは高齢者だけでなく子供にも快適に過ごせる空間作りを意識しよう
- 8 浴室・トイレは高齢者以外でも事故が起こりやすいので注意しよう
- 9 バリアリフォームの際は効果的な照明の使い方を意識しよう
- 10 バリアフリーリフォームは住みよい暮らしのためにおこなうことが重要
バリアフリーリフォームは実際の暮らしをイメージしておこなおう
バリアフリーのリフォーム工事で注意すべき点を頭に入れておくことで、その後の生活における満足度は大きく変わります。
なぜならばお金をかけてバリアフリーのリフォーム工事をしたのに、いざ家族で暮らしてみると
- 家具を置くスペースが小さい
- 業者の勧めで設置した設備が使いにくい
- 車椅子が室内で旋回しづらい
- 小さい子供が手すりに頭をぶつけた
など、工事の進め方に後悔するケースが少なくないからです。
バリアフリーのリフォーム工事で注意すべき点は8個あります。
- 総合的な視点に立った空間作りをしよう
- 家族が快適に使えるようによく話し合う
- 費用の相場はどれくらいか調べよう
- ケアマネージャーや介護する人も動けるスペースはあるか注意しよう
- 補助金制度を忘れずに利用しよう
- 高齢者だけでなく、子供にも快適に過ごせる空間作りを意識しよう
- 浴室・トイレは高齢者以外でも事故が起こりやすいので注意しよう
- 効果的な照明の使い方を意識しよう
では、どのようなことに注意して総合的な判断や家族と相談すればいいのか、それは以下8つのポイントで解説していきます。
バリアフリーリフォームは総合的な視点に立った空間作りをしよう
一度のリフォームで大規模な工事をするよりも、家族構成の変化や将来を見越して段階的に小規模なリフォームをするのがおすすめです。
例えば、ただ手すりをつければ良いわけでなく、家具の配置などを踏まえ、子供や健常者の家族も快適に暮らせる空間作りを意識しましょう。
バリアフリーリフォームの前に家族が快適に使えるようによく話し合う
バリアフリーのリフォーム工事をしても、障害者や高齢者だけで暮らせるようになるわけではありません。
家族で一緒に暮らしていく中で介護する側も便利に使えるか、小さな子供も安全に使える仕組みになっているかは重要です。
リフォームは本来生活空間を快適にするのが目的なので、将来における家族の成長にあわせて追加の工事が入りそうな箇所があるかもしれません。
末長く家族が快適に暮らせるようにじっくり話し合いましょう。
バリアフリーリフォームの費用相場はどれくらいか調べよう
家の規模や設置する設備、家の間取りなどにもよりますが、一般的なバリアフリーのリフォーム工事の相場は100万円〜500万円が相場です。
車椅子が通りやすいように廊下の幅を広げる、小さい部屋を繋げて仕切りを無くして屋内の空間を広げる、といった家の間取りを大きく変更する工事を伴う場合、600万円〜1000万円になる場合もあります。
限られた工事の予算でどこのリフォーム工事を優先するのか、いま解決したい問題は何かをよく話し合って洗い出しましょう。
バリアフリーリフォームの際はケアマネジャーや介護する人が動けるスペースはあるか注意しよう
バリアフリーのリフォーム工事をしたとしても、介護や手助けが必要なくなるわけではありません。
リフォームの工事をして車椅子を押す人が動きやすい間取りになっているか、お風呂で入浴の介助がやり易い工夫がされているかというのも重要です。
せっかくリフォームするのでお互いに生活でストレスになりにくい、快適な室内空間を作れるようにしたいですね。
バリアフリーリフォームの補助金制度を忘れずに利用しよう
前述の通りバリアフリーのリフォーム工事費用は決して安くはありません。
しかし条件を満たせば高齢者住宅改修費用補助制度という補助金制度を利用することができます。
この制度を利用できるのは1人1回までですが、最大20万円のリフォーム工事の補助を受けられます。
補助金制度を利用できる条件は以下の通り。
- リフォームをする住居に補助金の対象となる本人が住んでいること(大前提)
- 「要支援・要介護」の認定を受けていること
- 障害を持っていること
- 50歳以上であること
- 65歳以上の親族と同居している人
補助金の申請時には支給申請書、理由書、工事の見積書、工事証明書、リフォーム前の写真などを工事前に市町村に提出し審査を受ける必要があります。
また自治体によっては独自の制度もありますので、地元の福祉課にリフォーム工事について相談しておきましょう。
バリアフリーリフォーム工事の内容にも条件があるので注意
リフォーム工事によっては補助金制度の対象になる物とならない物があるので注意しましょう。
補助金の対象になるリフォーム工事
- 手すりの取り付け
- 屋内の段差をなくす
- 廊下の幅を広げる
- 床表面の改修(滑り止めや車椅子が通りやすくする加工)
- 浴室の改修
- トイレの改修
- 急な階段の角度を変更する
- 引き戸への取り替え
階段のエレベーター設置など、一部のバリアフリーリフォームは補助金の対象にならないので注意しましょう。
バリアフリーリフォーム工事をおこなう前には、業者やケアマネージャーといった専門知識のある人とよく相談した方がいいですね。
バリアフリーリフォームは高齢者だけでなく子供にも快適に過ごせる空間作りを意識しよう
バリアフリーのリフォーム工事は健常者である家族の生活にも影響があります。
間取りの変化や手すりの追加によって、小さな子供への安全性が確保されているか、家族がみんなで過ごすうえでストレスにならないか、といった視点を持つことを意識しましょう。
浴室・トイレは高齢者以外でも事故が起こりやすいので注意しよう
浴室やトイレような水回りは狭くて床が滑りやすく、室内温度が急激に変化しやすいため高齢者でなくても転倒やヒートショックによる事故が起こりやすい場所です。
手すりをつけるのも重要ですが、室内の段差を解消し出入りしやすくする、床を滑りにくい物に張り替える、といった工夫も効果的です。
急激な温度変化によるヒートショックは高齢者でなくても、身体への負担が大きいので暖房設備があるといいでしょう。
バリアリフォームの際は効果的な照明の使い方を意識しよう
せっかくバリアフリー工事をしても薄暗い室内のままでは、その効果も半減してしまいます。
室内のリフォームをするなら
- 部屋全体を明るくできるLED照明に付け替える
- 廊下や階段に照明を増やす工事をする
- 間接照明の設置場所を増やせるよう配線やコンセントの数を増やす
といった工事もやっておくといいでしょう。
家族に夜中トイレで起きることが多い人や、転倒の恐れがある小さなお子さんがいる場合などは、この機会に照明を見直してみましょう。
バリアフリーリフォームは住みよい暮らしのためにおこなうことが重要
ひと口にバリアフリーのリフォーム工事と言っても、どのような改修が必要なのか。
またその家に誰と住むのか、一生涯住み続ける家としてどのような空間で過ごしたいのか、その答えは家や家族によってまったく異なります。
一度のリフォーム工事で完璧を求めず、将来に余裕を残して今必要なリフォーム工事はどんなものか、総合的に考え話し合って進めましょう。
人も家も時と共に変化し続けるものです。
家のリフォームはただバリアフリーにするだけでなく、環境の変化に適した住みよい暮らしを実現させる役割もあるのです。
バリアフリーで家族全員が快適に生活できるようにするのが大事ウサ
Dr.ウサ