蟻を駆除する方法は重曹が効く?

目次
蟻退治する前に考えておきたい事
厄介な蟻を駆除する上で蟻のいる場所がどこなのか、どんな状態でいるのか、どんな方法で駆除すれば安全かを考える必要性が出てきます。
薬を使うのか使わないのかだけでも周りに与える影響はすくなからずあり、下手に薬をまけば健康被害を引き起こしたり、家の中で熱湯をかけるのも物が濡れたりやけどの恐れがあるので、環境に応じてどうすれば良いかをよく考えてから駆除する必要があります。
何も考えずに駆除しても良いのですが、その場合自分を含め周りに迷惑を掛ける事になり兼ねないので問題点と解決策を考えてからの駆除が必要なります。
蟻を駆除する方法はどんなものがあるの?
外来種ヒアリの登場で最近はアリ駆除製品が注目を浴びていますが、ヒアリでなくても噛まれたらかゆくなったり痛くなったりして厄介です。
蟻は外だけでなく家の中でにも油断したら入ってきてしまい、その問いに使うのは駆除用の殺虫剤にするかあまり人体に害の少ない物にするか悩む所です。
大人でも殺虫剤を撒いた所に触るのは嫌ですが、それがすぐに口に手を持っていく子供が触るかもしれないと考えると蟻の駆除で注意しなければいけないのが、蟻本体だけではない事が分かります。
重曹で蟻を駆除するには?
蟻を重曹で駆除する為には蟻に重曹を食べてもらわないといけません、その為に蟻が好んで食べる様に誘導します。
蟻の好物と言えば砂糖ですが、サラサラの微粒子である重曹と普通の家庭で使われている砂糖を混ぜると粒子の大きさの違いで砂糖と重曹が分かれてしまい、蟻は砂糖だけを食べてしまいます。
砂糖だけ蟻が食べても効果が無いので重曹に混ぜる砂糖は粉砂糖を使用して、重曹と区別がつかない様にします。割合としては重曹を砂糖はあくまで誘因なので重曹3、粉砂糖1の割合で混ぜます。
もうひと手間掛けられるなら、少し水を加えて団子状にしても効果は変わりません。
蟻はなんで重曹で駆除出来るの?
人間には体に害の無い重曹で蟻の駆除できるのは信じがたい事ですが、重曹が発生させる二酸化炭素で蟻を駆除出来ます。
人間の生活に入り込んでくる事の多い蟻は敵を攻撃する為の毒である蟻酸を腹部に持っています。
重曹には酢の成分と化学反応を起こすと二酸化炭素を発生させると言う特性があり、蟻の腹部にある蟻酸と重曹が化学反応を起こす事で蟻の体内に二酸化炭素が急激に増える為に蟻が死んでしまうのです。
重曹を使うメリットは?
重曹は食品添加物として利用されていることからも人体への影響が少なく、間違って体内に入っても危険性が少ないので安全ですが、純粋な重曹の時に限ります。
重曹の中には掃除の時に使われる物もあるので注意が必要ですが、環境や人体への影響を考えた時には害の少ない安全な蟻の駆除の方法です。
蟻を駆除する薬って?
蟻用の殺虫剤にも色々種類があり、液、粉、半練りとあり、屋内屋外で使い分けが必要になってきます。
食毒剤、液剤、粉剤、粒剤、と大きく形状によって分かれその中でさらに屋内で使える物、屋外で使える物、屋外屋内両用の物と細かく分かれて、さらにメーカー別に見ればその種類はかなりの物になります。
巣の駆除方法は?
巣の駆除には、蟻に毒の入った餌を巣の中に持って帰ってもらいそれを蟻が食べる事で中にいる蟻が駆除できるタイプと、駆除剤を巣の回りに散布するタイプ、ノズルで中まで液剤を入れて駆除するタイプと大きく分かれます。
毒餌タイプは蟻の来そうな所へ置いて置くだけで後は蟻が持ち帰ってくれるので自然に蟻の数は減ってきます。巣へ散布するタイプするタイプは蟻の巣、巣の回りや蟻の通る場所に散布します。
毒餌タイプと散布退治は雨に降られると薬剤が流れてしまい効果が減少するので気を付けます。ノズル式は巣の中にノズルを入れて直接散布します。ノズルタイプは巣の中に直接噴射するので雨に降られても、毒餌タイプと散布タイプ様に薬剤が流れる心配がなく効果を期待できます。
薬を使いたくない時は?
野菜などの近くでは強い駆除剤は使いたくない場合は、少し手間がかかりますが重曹の駆除をすると食品添加物なので薬の成分を考えなくても安心して使えます。
重曹と砂糖を合わせるも面倒な場合はコーンミールを試してみるのもいいと思います。
コーンイールの甘い匂いにつられてやって来た蟻は巣に持ち帰りますが、蟻はコーンミールを消化する事が出来ない為食べた蟻はどんどん弱って死んでしまいます。コーンミールは食べ物なので野菜に薬害は出ません。
まとめ 様々な蟻の駆除方法
蟻の駆除には駆除剤や人体に影響の少ない身近な物を使ったり、物理的な方法だったり様々な方法がありますが、駆除を行う場所や環境によってその方法は細かく変わってきます。
蟻は時に人に取って害虫にもなりますが、日本の蟻はめったなことでは攻撃を仕掛けてきません。
外来種であるヒアリなどはテリトリーを守る為に攻撃を仕掛けてくことがある為、徹底した駆除はあまり良くないこともあると知った上で駆除をしていく事が大切になります。
自分の生活が困らない程度に蟻を駆除をし、侵入経路の対策をするのが人にも環境にも良い駆除の方法になります。