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シロアリの発生時期は「夏」が多い!?

 
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シロアリは床下の柱や畳に至るまで、大切な建材を加害する恐ろしい害虫です。

シロアリの種類によってその加害スピードに差はありますが、最悪家の倒壊を招いてしまうことも。そんな放置すると危険なシロアリは、いつが出現時期で、いつになったら被害が収まるのでしょうか。

そんなシロアリの時期について焦点をあてていきます。

シロアリが出現する時期や被害が出やすい時期を見極めてシロアリ駆除に役立てましょう。

 

シロアリが活発になる時期

 

ゴキブリなどは1年を通して発生する害虫ですが、それでもあまり姿を見かけない時期、よく出現する時期とあります。虫の多くは寒さに弱く、寒い時期になると姿を現わさないものですが、シロアリもそんな害虫たちと出現する時期は一緒なのでしょうか。

 

シロアリが活発になる時期とは?

 

シロアリは木材の中を中心に加害する虫であること。木材の中などを加害するため、外界と比べると寒さの影響を受けないことなどが要因して、寒い時期でも、相変わらず木材などを加害していきます。

しかし、そんなシロアリがひときわ活動が活発になる時期があります。

 

ヤマトシロアリ:4月~5月

イエシロアリ:6月~7月

アメリカカンザイシロアリ:6月~7月

 

ヤマトシロアリとイエシロアリは日本に多く生息するシロアリの代表的な種類です。アメリカカンザイシロアリは米国から渡来されたといわれる種類で、乾材を好んで加害します。

この中でも、ヤマトシロアリは全国的に分布し、イエシロアリはひとつのコロニーに住む個体数が多く、加害範囲も広いのが特徴です。

シロアリ被害は害虫被害の中でもとくに気づきにくいものとなります。早めに対処していかないと木材の中身がすかすかになってしまい、建物自体の耐久性、耐震性を落としてしまうこともあるのです。

 

シロアリには産卵時期が無いって?

 

ちなみに、シロアリの行動が活発になる時期は基本的に暖かくなる頃が多いものの、産卵時期に関してはシロアリにはありません。

シロアリはコロニーを作ってしまえば、女王アリが年中無休で1日に約100匹(種類や個体によって異なる)の卵を産み続けていきます。女王アリは卵を産み続けることが仕事であり、存在意義です。

卵を産まない日はないため産卵時期は「ない」とも、「1年中」ともいえるわけなのです。

 

羽アリの出現時期

 

羽アリの出現時期も違いがあるので、そちらを把握していきましょう。地下などから侵入するシロアリの群れに対し、羽アリは窓のわずかな隙間などから侵入してくるのです。そちらにも注意しておくといいでしょう。

 

ヤマトシロアリ:4~5月。午前中が多い

イエシロアリ:6~7月。夕方~夜が多い

アメリカカンザイシロアリ:6~7月。少しずつ群飛する(場合によっては6~9月)

 

羽アリを見なくなっても油断は禁物!

 

家の中で羽アリを数匹見かけたけど、少し経ったら姿が見えなくなったなんてことはありませんか。死んだか、逃げたかと思う人もいるかもしれませんが、少しお待ちください。

羽アリは働きアリとは違い生殖機能があり、つがいをみつけ、コロニーを作る場所を見つければ、羽を切り離してコロニーを形成する準備をします。

家の中で羽アリを見つけたのにいつの間にか姿が見えなくなったときは、住みかを見つけた後かもしれませんので注意しましょう。

 

シロアリが好む温度環境とは?

 

ヤマトシロアリ・イエシロアリといった種類は25~30℃前後の湿気が多く、光が差さない場所を好む傾向があります。種類によっては最適温度に若干違いがありますが、これらの環境はシロアリが好む環境のひとつだと覚えておくといいでしょう。

 

ヤマトシロアリは暑さへの耐性が弱い

 

ヤマトシロアリはイエシロアリと比べ、寒さに若干耐性がありますが、暑さとなると少々耐性が弱くなってしまうのも特徴です。個体や住んでいる環境にもよりますがおおよそ33℃以上になると、生きることが難しいといわれるため、夏になると涼しい場所へ巣ごと移動することがあります。

 

アメリカカンザイシロアリは水がなくても生きられる?

 

アメリカカンザイシロアリとは近年、日本にやってきた米国産のシロアリです。ヤマトシロアリやイエシロアリは適度な水分を必要としますが、このシロアリは乾材を好む傾向があります。

また、水が少ない、またはない乾いた環境でも順応できるため、乾燥した場所の建材、木材を加害するのも特徴です。

 

シロアリ駆除は業者がオススメ

 

即効性を求める場合はベイト剤の使用はおすすめしません。もし、シロアリの被害が深刻でいますぐ駆除したいと思われる場合はシロアリ駆除業者に相談して駆除に乗り出しましょう。

費用は業者によって違うため、一概にはいえませんが……。

平米/1,200円~

この金額以上はみておきましょう。より詳しい費用が知りたい人は見積もりをお願いして、具体的な対策方法とともに検討することが必要です。

業者によるシロアリ駆除は、シロアリに対する豊富な知識と、多くのお宅で駆除してきた経験を駆使し、確かな技術で駆除していきます。

また、多くの業者によるシロアリ駆除には保証がついており、再発しやすいシロアリ被害に対するアフターケアのサービスがついていることがあります。

これらのメリット、自分が駆除するうえでのメリットを考慮したうえで業者に相談してみてくださいね。

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